ものづくり この指とまれ

共創型モノづくり
「この指とまれ」

TOKINOHAと共に作る器

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2022.12.1 Start▶

本当に欲しい器

わたしたち錢屋本舗本館では、
2023年の春頃お披露目予定のあるお部屋を制作中。

錢屋本舗の屋上にできるそのお部屋に洗面台を設置するにあたり、「既製の洗面ボウルでなくて好みの素材・色で作りたい」と思いました。
それは「せっかくイチからつくる空間なんだから本当に欲しいモノばかりに囲まれたい」そう考えたからです。

そこで錢屋カフヱーオリジナルマグカップの制作でもお世話になった、清水焼 TOKINOHAさんにご相談することに…。

TOKINOHA Ceramic Studioにて使用されている洗面台。
自分たちのスタジオを建てた際に製作されたそうです。

そして完成した洗面ボウルがこちらです!
錢屋本舗南館7階「錢屋ベース ソソラソウ」にあります。

洗面ボウル制作の打ち合わせ時に

「この同じ素材で器をつくってほしい。
さまざまな要素をバランスよく成立させるため、
同じ素材で洗面ボウルも食卓に並ぶ器も作れたら面白い。」

そんなことを思いつきました。

そこで『共創型モノづくりプロジェクト この指とまれ』で、皆さんと一緒に、器作りをしたいと思います。

オーダーメイドでつくる事ができるのであれば、どんな器を作りたいですか?
「あったらいいな」と思う器の形やサイズに関するアンケート実施中です!

※アンケート受付は終了いたしました。

コメント

  • カッコウ《2023年 1月3日》

    二人でご飯を食べる際に、盛付け用として食卓に出すのにちょうどいサイズの食器があったらいいなと思います。
    サラダボウルほど大きくないものがあれば普段使いしやすいかも。

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  • コットン《2023年 1月11日》

    お茶碗をずっと探しています。なかなかときめくものが探してもなくて…
    思い描いているのは、このようなお茶碗です。
    ・重ねて収納できる
    ・深すぎず浅すぎず、お茶漬けができるサイズ感
    ・お米がおいしそうに見える色
    ・洋食器と一緒にならべてもいい感じ

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2023.2.27 Update

アンケート結果発表

皆さまアンケートへのご協力、ありがとうございました。
下記のようなご意見が寄せられました。

●豆皿
●淵などのないフラットなお皿
●円でも四角でもないお皿
●ちょうどいいサイズの丼ぶり

ここからどのようなお皿づくりが進んでいくか・・・。
また進捗をお知らせします!


2023.7.21 Update

ちょうどいいサイズ

長らく検討しました結果、TOKINOHAさんには「ちょうどいいサイズの丼ぶり」 を依頼することになりました。

ちょうどいいサイズの丼ぶりって!?

皆さんの
「ちょうどいい!」
「こんなどんぶり欲しかった!」
をコメントで募集します。

コメント

  • ハル《2023年 10月23日》

    わが家でのどんぶりの用途としては、うどんや丼ものとして使用します。
    ただ面倒な時はパスタをいれたり、お素麺やお蕎麦を入れたり、カレーも入れちゃったり…。笑
    どんなものを入れてもそれなりにしてくれてしまう懐が深いところがどんぶりの魅力やと思っています。

    私がどんぶり選びで大切にしてるのがサイズはもちろんなんですが厚み!
    熱いものを入れても手でもてるくらいの厚みはあるんだけど、厚すぎずな、どんぶりのふちから口にするりとかき込めるようなどんぶりが嬉しいです。

    それから本題のちょうどいいサイズですが、私は小どんぶりくらいのサイズが好きです。
    深すぎず大きすぎずで、直径が17〜18cmくらい。
    高さは7〜8cmくらいのうどんを1玉いれてトッピングするとちょうどいいサイズ。

    フォルムは鋭利にシュッとしてるものよりも両手で包めるようなフィットする丸みを帯びたものが好みです。
    最後にTOKINOHAさんと中本千尋さんがコラボレーションで作られた黄金色の麺鉢とっても好きです。
    足元がシュッとしながらも上部は丸みを帯びている立ち姿、とっても美しいなと思いました。

    ちょうどいいサイズのどんぶり、出来上がるのをとっても楽しみにしています。

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  • Saki《2023年 11月23日》

    わたしが思う“ちょうどいいサイズ”の丼ぶりは、ぱっと見た時にすこし小さいかな?と思うぐらいのサイズ感。
    日常使いのご飯茶碗を少し大きくしたイメージで、副菜などをあわせても、食べすぎにならないぐらいの量を入れられるといいなと思います。

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  • Hime《2023年 11月28日》

    以前使ってみて、大きすぎず小さすぎず、いいなと思った漆の蓋付き茶碗があります。
    普段の暮らしに“蓋つき”の器ってあまりないのですが、蓋があると冷めにくいですよね。

    お茶漬け、具だくさんのスープ、誰かを自宅に招いた際にお料理の〆でお出しする麺…。
    ごはんの丼ものに限らず、使い方の提案ができるような器が理想です。

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2023.12.1 Update

次回打ち合わせに!

みなさんからいただいたコメントを読んでみると

「深すぎず大きすぎず、両手で包めるような丸みを帯びたもの」
「ぱっと見た時にすこし小さいかな?と思うぐらいのサイズ感」と…
いわゆる定食屋さんで出てくるような丼ぶりに比べて小さい方が“ちょうどいいサイズ”と考えられているお声が。

またHimeさんが書いてくださった「大きすぎず小さすぎず、いいなと思った漆の蓋付き茶碗」はお借りできることになったので、これらを基にTOKINOHAさんと打ち合わせをしてきます!

引き続き、皆さんにとっての“ちょうどいいサイズ”をコメントで教えていただけると嬉しいです。


2023.12.7 Update

製作する器の方向性決定!

コメントにお寄せいただいたお声と漆の蓋付き茶碗を持って、今回の“つくりて”であるTOKINOHAさんのもとへ。

漆の蓋付き茶碗を手に取って「この形はよく考えられていますね。陶器で蓋付きの器を作るのは難易度が高いんです」とお話してくださった、TOKINOHA・清水大介さん。難易度が高い理由を尋ねてみると、粘土で形作った際にはピッタリと合っている蓋が、焼くと収縮率の違いで合わなくなることがあるそうです。

そうして一定の割合で生じる“合わないもの”は、通常破棄されているとのこと。

錢屋本舗が発行している『月刊ZENIYA&LIFE12月号』で代表の正木も述べていますが、“つかいて”であるわたしたちが「#不完全を愛でる」ことができたら、そうした“合わない”ものにも愛着を持ち、豊かな気持ちになれそうですよね。

と、少し話がズレましたが…

今回は難しいことも教えていただいた上で、両手で包めるような、丸みのある、蓋付き丼ぶりを共に作っていくことになりました!

チャレンジから始まる、モノづくり。
実際に作ってみて形を変更することもあるかもしれませんが、試作があがってくるのが楽しみです。

コメント

  • ポテト《2023年 12月10日》

    蓋つきのお椀はこれまでは購入したことがなかったのですが、
    料理を作るようになり、少しずつ器のバリエーションもそろえたくなりました!
    このプロジェクトをみていると、つかいてさんの意見から器がつくられていくなんて素敵です。
    普段使いできる蓋つきのお椀が理想です。
    楽しみにしています!

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2023.12.8 Update

どんな色や触り心地が好きですか?

前回の打ち合わせで器のサイズや形の方向性が決まり、試作を進めることになりました。

次に決めるのは、器の色や質感です。

器は手に取って使うものなので、色だけではなく質感も大事なポイント!という方もいらっしゃるかもしれません。焼き物において、それらを表現しているのは「釉薬(ゆうやく)」だそう。

TOKINOHAさんは過去に『釉薬を味わう』というイベントを開催されたほど、たくさんのこだわりと種類があります。

コメント

  • Inoue《2024年 1月14日》

    今まで白を選びがちだったのですが、普段インテリアやファッションで選ばない深みのある鮮やかなブルーなどの色に興味が出てきました。
    テーブルに馴染む、手に取りやすいものも勿論素敵なのですが、共創だからこそ一点もののような色合いがみてみたいです!

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皆さんはどんな色や質感の器が好きですか?
是非コメントで教えてください!


2023.10.1 Update

試作品が完成!そこから見えてきたこと…

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大きすぎず小さすぎない、蓋付き丼ぶりの試作をお願いして数ヶ月。
軽くて両手で包み込める美しい椀が錢屋本舗本館に届きました。

「粘土で形作った際にはピッタリと合っている蓋は焼くと収縮率の違いで合わなくなるため、難易度が高い」ということを聞いていたスタッフ。
作ってくださったTOKINOHAさんにお話をお伺いしたところ、やはりこの蓋物を陶芸で手作りするのはかなり困難ということが分かりました。

その理由は…
通常の陶芸の蓋物は、柔らかい粘土でろくろ成形をする際にある程度形を合わせておいて削りで微調整を行うけれど、今回の蓋物の形状では削りで微調整することができず、柔らかい粘土のろくろ成形の時点でジャストに寸法を合わせるしかないとのこと。

実際3セット作っていただいて、1セットがなんとかハマるような状況だったようで、かなりロスが出ることが想像できると教えてもらいました。(蓋が小さい場合お椀の半分ぐらいまで入ってしまったり、大きい場合はそもそもお椀に全く入らなかったり…)

改めてモノづくりの難しさを知った“つかいて”の一人でもあるわたしたち。
身の回りにあるモノができた背景を想像して、学ぶきっかけにしたいと感じる結果となりました。
錢屋本舗本館が発信したい価値観のひとつである『#不完全を愛でる』。
当初は蓋のずれもそのような気持ちでいられたらと考えていましたが、チャレンジしたからこそ気付けたことも。
今回の蓋付き丼ぶりは再度考えることになりましたが、これからも「本当に欲しいモノって何だろう」と問い続けたいと思います。

このプロジェクトについて、あなたの想いをお寄せください。

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