《イベントレポート》三木真由美 藍染展~いろの重ね~

6月7日(金)~6月9日(日)に開催した『《展示販売会》三木真由美 藍染展~いろの重ね~』。
イベントレポートとして、スタッフの声や当日の様子を写真でお届けします。(2024年6月13日追記)

<開催レポート>
まるで羽衣のように、かざしてみると向こう側が透けて見える藍色。
眺めているとその深さに引き込まれそうな気さえする藍色。
錢屋ベース ソソラソウが美しい藍色に染まった3日間。
ハンカチ、ピアス、ストール、シャープペンシル、手鏡、手ぬぐい…たくさんのアイテムがたくさんの方の手に渡っていきました。

どのように染めているのかを尋ねると惜しみなく教えてくれる作家の三木さん。
実物を見て、三木さんの藍染品はデザイン性に富んでいることも魅力の一つだと改めて実感した展示期間となりました。

ハンカチやストール、ピアスやイヤリング、ブローチ、ネクタイピンなど、デザイン性に富んだ藍染め製品を手掛ける三木 真由美さんの個展と、叩き染めワークショップを開催します。

藍の魅力。
それは色そのものにあるではないでしょうか。
水色、浅葱(あさぎ)色、空色、露草色、縹(はなだ)色、紺色…。
ひとえに藍といっても様々な色と名称と意味があり、日本の文化を感じることができるのです。

徳島県はこの藍染めの元となる藍染料「すくも(植物染料の一つ)」づくりの本場として、現在もその伝統が引き継がれており、徳島でつくられた「すくも」を阿波藍と呼びます。

日本一の藍の産地とも呼ばれる徳島県で、大学在学中に藍染・草木染を学ぶためにテキスタイルを専攻し、現在は徳島を拠点とした染色作家として活動されているmacoroonの三木 真由美さん。
天然灰汁醗酵建て(てんねんあくはっこうだて)と呼ばれる、江戸時代から変わらない技法で藍液を仕込み、丁寧に染めた作品を生み出されています。

(藍の葉っぱ。)
(日々表情を変える藍甕。)

藍甕に染める生地を浸けて、揉んで、しっかり生地に馴染ませる。
藍甕の染め液の中で色が入るわけではなく、空気に触れ、酸化することで色が入っていくのが藍染めの特徴。
染め液を日々、目で、鼻で、手で、確認して、pHや温度管理をして調整し続ける染め方。
化学染料のように一度で色が入るわけではなく、回数と時間をかけ、染め重ねて色を定着させていくそうです。

(空気に触れて発色する藍染め。ときには染まった後のデザインをイメージして生地を絞る。)
(染め終えて、糸を抜いているところ。)

今回の個展開催期間は、6月7日(金)~6月9日(日)。
テーマは、いろの重ね。

日々変わる色を感じ、見逃さないように―。
何度も染めて薄く、何度も染めて濃く。
染め重ねた数や時は私の大切な重ね。

ドビー織と呼ばれる特殊な織り方をした生地を、薄藍(淡色)、藍(中間色)、濃藍(濃色)で染めたハンカチや、年中通してお使いいただけるリネンストール、軽くて着け心地も良いピアスやイヤリング、様々な藍色に目を奪われるシャープペンシル、父の日にぴったりなネクタイピンなど、多種多様な藍染品をお持ちいただきます。

6月8日(土)は、藍の葉っぱを摘んで、綿巾着やトートバッグに藍の葉っぱを叩いて染める叩き染めワークショップも開催!(詳細はこちらより。)
藍の葉の個性を感じていただけるはずです。

また開催期間限定で、藍をイメージした錢屋カフヱーオリジナルドリンク「ジンジャーレモネード」も提供します。

ソソラソウでの時間をお楽しみください。

三木 真由美(Mayumi Miki)
1991 徳島生まれ
2010 四国大学 生活科学科 デザインコースで天然灰汁発酵建ての技法を学ぶ
2014 徳島を拠点とした染色作家として活動

在廊日:6月8日(土)

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日時:
2024年6月7日(金)~6月9日(日)11:00~17:00
会場:
錢屋ベース ソソラソウ(大阪市天王寺区石ヶ辻町14-2 錢屋本舗南館7階)
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ソソラソウは錢屋本舗南館7階にございます。

詳細

日時
2024年6月7日(金)~6月9日(日)11:00~17:00
開催場所

錢屋ベース ソソラソウ (大阪市天王寺区石ヶ辻町14-2 錢屋本舗南館 7階)

お問合せ先
TEL:06-6772-1245
E-mail:salon@zeniyahompo.com
参加費
展示販売会はご予約不要で、どなたさまもご自由にお越しいただけます。