《イベント》第三回【三善座】 霞
2023年10月21日(土)14:00~
第三回目公演『 三善座 ~三味線はなにを語るのか 』
(本イベントは、三味線×独り芝居の共演を楽しめるイベントです。)
三味線はなにを語るのか・・・
浄瑠璃の太棹三味線は、心情や状況を巧みに描き、作品世界を彩ってきました。
中野順哉はその根幹を、人形ではなく、大夫の語りでもなく、
『音楽劇』として捉えてきました。
そこで、その音楽の力を別の角度で抽出し表現いたします。
イメージとしては、目の前にふたつの真っ白なキャンバスがあり、
一つには中野順哉が新たに描いた台本があり、
もう一つには鶴澤清志郎が、作品に呼応する形で描いた音楽がある。
二つの世界が半ば呼応、半ば独立した形で表現し合う。
そんな試みです。
今回の題材は
「松之廊下刃傷事件」
江戸城内の本丸大広間と白書院結ぶ長い廊下で赤穂藩藩主、浅野内匠頭が
高家、吉良上野介を切りつけ傷を負わせた松之廊下刃傷事件。これが発端となり起こった
仇討を含め赤穂事件は忠臣蔵として有名なお話となりました。
今回はこのお話を新たな解釈と共に描きます。
【あらすじ】
なぜ、浅野内匠頭は江戸城の松之廊下で、吉良上野介に斬りかかったのだろうか?
テレビで、映画で、あるいは歌舞伎や文楽で語られている「忠臣蔵」の話を私たちはまるで史実の様に感じてきた。
しかし、それは真実なのだろうか?
中野順哉は戯曲『霞』で問う。
この時代の権力のバランスとは?
世界と日本はどのようにつながっていたのか?
そこに絡む将軍家と宮家、そして商人たちの思惑とは?
それらが複雑に絡み合う中で、浅野と吉良は、それぞれのミッションをいだきながら松之廊下を渡る。
純然たる彼らの魂は、互いをどこに運んでゆくのか……。
独り芝居によって演じられる今回の物語を三味線が音で彩ります。ただの独り芝居ではない、ただの人形浄瑠璃の三味線ではない、また新たな表現をお楽しみください。
【出演者紹介】

〈神来社 亘 / 平野 さやか〉主演
Troupe Has No Name所属。「神来社亘」は男性役のときに使用する舞台ネーム。女性役のときは本名の「平野さやか」で名古屋の舞台を中心に活動する。性別も年齢も超え、幅広く演じる。和装から洋装も着こなす変幻自在のステージアクター。

〈 鶴澤 清志郎 〉三味線
1992年に国立劇場文楽第15期研修生となる。2年後の1994年、鶴澤清治に入門。
同年に国立文楽劇場で初舞台以降、国立劇場文楽賞文楽奨励賞、大阪舞台芸術新人賞、文楽協会賞、大阪文化祭賞グランプリ、さくやこの花賞など数々の賞を受賞している。

〈中野 順哉〉脚本・演出
アニメ声優の朗読劇「フォアレーゼン」を企画、全ての台本を執筆。主著「うたかた一七代目・鶴澤寛治の見た文楽」「ンポロゴマ倒錯」「永遠の『俺の空』」「感じるテクノロジー」(以上関西学院大学出版会)。「あの駅についたら・・・」「ほうじ茶」(以上Team GKM&DCT)。「小説最上義光つわもの」(アルトスリー)。
少しでもイベントの雰囲気が知りたい方は、告知動画も合わせてご覧ください。
《三善座 イベント告知動画》
※今回は朗読ではなく独り芝居となっております。
【最寄り駅から会場までの地図】

★お申込について★
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詳細
- 日時
- 2023年10月21日(土) 14:00~(開場:13:30より)
- 開催場所
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うえほんまち錢屋ホール(大阪府大阪市天王寺区石ヶ辻町14番2号 錢屋本舗南館6F)
- お問合せ先
-
TEL:06-6772-1245
E-mail:salon@zeniyahompo.com - 参加費
- 3,500円
- キャンセル料の発生日
- 10月14日(土)からのキャンセルにつきましては基本返金不可となりますのでご了承ください。
※キャンセル日に関わらず、ご連絡をお願いいたします。
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