ものづくり この指とまれ

共創型モノづくり
「この指とまれ」

テキスタイルデザイナーと傘を作る!

制作した10本 全ての傘が素敵な方の手に渡りました。
アンケートやコメントで参加してくださった皆様、
展示販売会にお越しくださった皆様、ありがとうございました。

kasa
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2023.2.1 Start▶

雨の日も晴れの日も…

雨の日も晴れの日も
晴れやかな心で歩きたい。

子どもの頃、お気に入りの傘を使いたくて
雨も降っていないのに傘をさして歩いた記憶はありませんか?

大人になって忘れかけていたそんな気持ち。
どうしても「明日雨か・・・」と肩を落としてしまいます。
けれど、その気持ちを高めてくれるのが傘であれば。
そう思った錢屋本舗本館が今回指をあげました。

制作をお願いするのは
彩豊かなものからモノクロの世界まで
様々な世界を表現するテキスタイルデザイナー島あゆみさん。

【錢屋ギャラリー開催】島あゆみ展 Instagram×inspiration 開催時の映像

島さんアートは自然からのインスピレーションから生まれます。
山、川、木の実、石、木漏れ日…自然そのものを取り込み、
島さんの手で表現されるものには深呼吸したくなるような
気持ちの良い空気が流れている気がします。

島さんが投稿したInstagramの写真
独自の目線で自然を観察されていることが分かります。

コメント

  • 錢屋本舗本館(指をあげてくれた人)

    晴れの日も雨の日も自然の喜びを感じられるやさしい気持ちになれるような傘を作りたい。

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  • 錢屋本舗本館《2023年 2月23日》

    皆さん!
    例えば、
    長傘がいい・折り畳みがいい
    雨らしいブルー・太陽の光をイメージした模様がいい
    雨傘として使用したい・日傘の利用頻度が高い
    などなど…
    どの視点からでも構いません。
    皆さんはどんな傘がほしいですか?

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2023.2.23 Update

今回ご一緒に作ることになったのは“傘”

雨が降れば雨傘をさす。強い日差しのときは日傘を。
そうです、傘は“自然”と密接な関係があるのです。

傘をさすシーンで、島さんのデザインした世界がそこにパッと広がっていたらいかがでしょう。

晴れの日も雨の日も自然の喜びを感じられるやさしい気持ちになれるのではないでしょうか。まるで海や川を泳いでいるような、森林の中で呼吸しているようなそんな気持ちにだってなれるかもしれません。

さて、ここで知りたいのが皆さんのご意見です。

島さんと作るならどんな傘を作りたいですか?

コメント

  • 錢屋本舗本館《2023年 4月26日》

    島さん、
    島さんとの傘作り、まずはどんなところから決めていきましょうか。
    皆さんにもアイディア・ご意見を募りたいところはどんなことですか?

    いいね(1)

  • 島あゆみ《2023年 4月26日》

    そうですね。
    日傘がいいのか?
    雨傘がいいのか?
    折り畳み傘?長傘?
    持ちたいカラーは?
    ハンドルはどんな素材でどんな形?、、、
    いろいろご意見を募りたいですね。
    でも機能が先に進んでしまうと、デザインが面白くなくなったりするので
    最初は持ちたい傘、テンションが上がる傘ってどんな傘?
    そんなところから、どうでしょうか?
    男性にも持っていただくとしたら、男性方はどんな傘がお好みなんでしょうね?
    私としては、やっぱり長傘が見てて美しいと思うんです。
    テンションが上がる長傘!
    そして気持ちが上がるカラー!
    なら機能は後回しになりますねー笑

    いいね(2)

  • CHIZU《2023年 4月27日》

    どうしても気分が高まらない天気予報の雨マーク。
    そんなときに島さんのような美しいテキスタイルの傘を
    さすことができたら嬉しいです。

    いいね(1)

  • 錢屋本舗本館《2023年 5月3日》

    島さん、
    たくさんありますね!(笑)
    ちょっとひとつずつ、いきますね。
    まずは皆さんが日傘がいいか、雨傘がいいか
    気になりますよね。
    ちなみに、ここはいちばんはじめに決めておいた方がよいところですか?

    いいね(1)

  • 島あゆみ《2023年 5月6日》

    雨傘、日傘
    とっても悩みます・・・
    みんなはどっちなんだろう・・・

    いいね(1)


2023.5.22 Update

日傘か 雨傘か

コメントでつくりての島さんから寄せられました
日傘か雨傘か?
皆さんがテンションをあげて持ちたい傘ってどちらでしょうね?

というご意見から、皆様がほしい傘はどちらなのかご意見を伺いたいと思います。

晴れの日か雨の日か、皆様がアートな傘と一緒におでかけしたいのはどちらですか?
ご回答お待ちしております!

※アンケート受付は終了いたしました

コメント

  • 錢屋本舗本館《2023年 6月22日》

    島さん、たくさんのコメントいただきました。
    どちらかというと日傘の方がご希望が多いようですね。
    次のステップはどんな感じでしょうか。
    一緒に作ってくれる傘屋さんも探さなきゃですね!

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2023.6.19 Update

アンケート結果発表


全体的に日傘が1/3ほど占める結果となりました。
また、中には以下のようなコメントも届きました。

日傘を選んだ方々のコメント
・持ち手もかわいいと気持ちがあがります!
・先日、二重になっている日傘を見たんです。 とても魅力的でした!

・軽くて持ち運びやすいものが嬉しい
・遮光性の高いものがいい
・地味過ぎないのがいいな!
・フリルなどではなくて、さっぱりした感じがいい!

雨傘を選んだ方々のコメント
・雨音が綺麗な傘があれば素敵だなあ~
・透けている感じがいいな~(透明のもの?)
・長く使える加工ってどんなものなのかな~長く使いたい
・雨の日との相性がよいもの。雨の日だからこそ無理やり晴れ!な感じでななくて、雨と馴染むものがいい。

沢山の投票ありがとうございました!

コメント

  • salt《2023年 7月24日》

    雨傘か、日傘か、私は選べません。
    私は普段はコンパクトな日傘兼雨傘を持ち歩いていて、今日は一日空も暗く、雨がたくさん降るなという日に雨傘を持ち歩いています。
    晴れの日が多い土地や、都市に住んでいるとそんなに雨傘を使用する頻度は高くないですが、夏は急な雨に見舞われることもあったり、駅までの少しの距離だけ雨を防ぎたかったりするので、兼用傘がちょうどいいと思います。
    日傘は毎日使いたいので、傘を二つ持ち歩くのは面倒です。
    テキスタイルを傘にするうえで、絵を傷つけない加工、撥水加工….。
    様々な加工をしたいところですが、傘の外側だといくら加工してもやはり汚れていくと思うので、傘の裏側にテキスタイルがあるのはいかがでしょうか。
    私は服との相性を考えてどんな服にでも合うレースもフリルも柄もない無地の日傘が好きです。
    それでも、内側に柄があれば、服との相性を気にせず、人にはあまり見えないけれど、自分だけの美しい天井があり、傘の下の自分の空間は特別な気分になると思います。
    テキスタイルが汚れずにすみますしね。
    長くなりましたが、参考になれば幸いです。

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2023.11.21 Update

製作する傘が決まりました!

アンケートを基に島さんとご相談した結果、製作する傘が決まりました!

お待たせしました。

晴雨兼用傘/長傘 です。

日中でも天気の変化が激しい昨今。
「日傘として使いたいけれど、外出中の急な雨に対応してほしい」

そんなお声に応えたいと思います。
傘の長さは、50㎝の予定です。長傘としては小ぶり?と思われがちですが、
日傘としては十分に役割を果たしてくれる長さです。

そして今回傘づくりをお願いする「傘屋さん」も決まりました。
京都に工房を構える小野内商店さんです。

小野内商店さんにも、共創型モノづくり このゆびとまれのプロジェクトに賛同いただき、
傘づくりを依頼することになりました。

11月末に島さんと訪問予定!

またその訪問時のことは改めてレポートしますね。

では、これから決めるのは!?
各パーツです。
露先と呼ばれる雨露が骨に沿って落ちていく先端部分や、石突きと呼ばれる傘の一番先の部分などを島さんや小野内商店さんと決めていきます。

ハンドルについては、島さんから「私つくりましょうか!」
そんなお声も出てますよ。どうなるでしょうか…!

島さんのテキスタイルデザインについても同時進行で大詰めです。
まもなく皆さんにご紹介できると思いますのでどうぞお楽しみに。

今後も皆さんにご意見いただくこともあるかもしれませんので、
コメントやアンケートで是非ものづくりにご参加くださいませ。


2023.11.25 Update

デザイン決定!

傘になるテキスタイルデザイン決まりました。
種類は全部で3つ!

名前については完成まで楽しみにお待ちください。
布の切り方(裁断)によってそれぞれ異なる表情を見せてくれる1本が出来上がる予定です。


2023.12.1 Update

各パーツとハンドルはどうする?

プリントしたデザインを持って、共に傘作りを進めてくださる小野内商店さんのもとへ。
これから、傘に張るために必要なUV・防撥水加工に進みます。

また実物を見ながら、傘の各パーツ「露先」や「陣笠」、「ネーム」と呼ばれる傘の布をまとめる際にぐるっと巻きつけて留めるデザインなどを決定しました!

傘づくりのプロとお話ししていると「こんなことまで決めてデザインされているんだ…!」と学ばせてもらうことがたくさん。1つのパーツでも様々な形と素材があるのです。

そしてハンドル(手元)については、今回テキスタイルデザイナーの島さんと、木工家さんのコラボで制作をすることに。
2024年1月、工房にお邪魔する予定です。

皆さんはどんなハンドルが好きですか?
手元がくるっと曲がっているもの?真っすぐなもの?

「こんなものがあればいいな」も、コメントで教えていただけると嬉しいです。


2024.1.18 Update

ハンドルづくりスタート!

プリントしたデザインは防撥水加工に進み、傘の各パーツも決定。
残すは、ハンドル(手元)をどんな材質で、どのようなデザインにするか。

傘のハンドル作り

今回、力を貸してくれるのは、賀來寿史さん。
“木工というコトを伝える木工家”さんです。

家具の設計や制作だけでなく、大学・専門学校などでの指導、地域材を活用した新しいプロダクトの企画・立案や、ワークショップの企画など、地域自らが運営していける仕組みづくりを、ものづくりの立場から支援されています。

「こんなハンドルができるといいな」という想いと共に、工房にお邪魔させていただいた1月8日。

「あと少し細い方が握りやすいかも」、「もう少しこの角度を緩やかにできないでしょうか?」など対話と試作を重ねながら、数ミリ・数センチの調整をして、その形が見えてきました。

さらに今回、一種類だけでなく、数種類の木材でハンドルをつくっていただけることに…!
木の種類によって、質感・印象が随分と変わります。

最終的にどのようなハンドル、種類になるかは、次のお知らせまで楽しみにお待ちください。


2024.2.19 Update

ハンドル(手元)が完成!

木工家・賀來寿史さんに協力いただいたハンドルが完成!

仕上がったのは16本。
「ウォルナット」「オニグルミ」「ホワイトアッシュ」「楠」「ナラ」「メープル」「ヤマザクラ」「トチ」を用意してくれました。

絹糸のような美しい杢目のもの、艶があるもの、サイズは同じだけれど少し重みを感じるもの、薄い色の中に一筋濃い色がはいっているもの、ひとつとして同じものはありません。

傘ハンドル

この中から今回の傘に使用するのは10本。

「あのデザインにこのハンドルを組み合わせたら男性も使いやすいかな?」
「あえてこの組み合わせをするのも、個性が光りそう」

など、3種類のテキスタイルデザインにはどれが合うか、デザイナーの島さん、錢屋本舗本館スタッフ、ZENIYA’s ネイバーさん(錢屋本舗本館が思う、共通の価値観で繋がる心の距離のご近所さん)と悩みに悩んでセレクトしました!

手元には穴を空けているのですが、購入いただく際にお好みの紐を通していただこうと考えています。

次はハンドルを小野内商店のもとに送って、同時進行で仕上げてもらっている傘に組み込んでもらいますよ。

いよいよ完成に近づいてきた傘作り。
展示販売会は2024年4月初旬を予定しています。

コメント

  • hiro《2024年 2月16日》

    今回の傘の長さは50cmとのことですが、65~75cmの雨傘を作ることはできるのでしょうか?男性は65cm以上あると安心だと思いました。

    いいね(1)

  • 錢屋本舗本館《2024年 2月18日》

    コメントありがとうございます!もちろんおつくりできます。
    1本だと生地とプリント代、傘を組み立てる工賃などがあがるので「欲しい!」のお声が傘10本以上集まると購入いただきやすいアイテムになると思います。

    いいね(1)


2024.2.20 Update

いよいよ最終段階へ

1903年創業の小野内商店さん。 四代目(当代)の長男・崇士さんが主にOEMを、長女・香織さんがオーダーメイド・オリジナル製造の技術を受け継がれています。

UV・防撥水加工を終えた生地を裁断し、張り合わせ、1本ずつ手作業で仕上げてくれている様子が届きました。


2024.2.22 Update

理想をカタチにした傘が完成!

傘イメージ

「雨の日も晴れの日も晴れやかな心で歩きたい」。
「明日は雨か…という気持ちを高めてくれるような傘が欲しい」。
そう思ったのをきっかけに、ゼロから始めた今回の傘作り。

デザインしてくださった島あゆみさん。
傘を組み立ててくれた小野内商店さん。
ハンドル(手元)を製作協力してくれた賀來寿史さん。
その間にもいろいろなコメントをくださった皆さん。

それぞれのお声を反映しながら、ついに傘が完成しました!

「ハルノカゼ」「ヒカリノカケラ」「キギノシタ」と名付けた3種類のデザインの傘を作りましたが、生地の取り方やハンドルの組み合わせ、ひとつとして同じものはありません。

骨、手元、パーツ1個に至るまでそれぞれつくり手の想いが込められ、ひとつの形になっている傘。
晴れの日も雨の日も自然の喜びを感じて、やさしい気持ちになれるような1本に仕上がりました。

そして、こちらの傘を実際に手に取っていただける展示販売会も決定。
4月4日(木)~7日(日)の4日間、錢屋ベース ソソラソウで開催します。
(展示販売会では傘の他、テキスタイルデザイナー島さんの作品も一部ご購入いただけますよ。)

オリジナルのテキスタイルから、熟練した職人の丁寧な手仕事を積み重ねて生まれた傘達に会いに来てください。
展示販売会の詳細はこちら

長く日常に寄り添い続けられる、どなたかの1本になりますように。

2024.4.12 Update

イベント開催レポート

4月4日(木)~4月7日(日)の4日間開催した、『《展示販売会》日差しも雨も、待ち遠しくなる傘』。

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開催初日は平日だったにもかかわらず「実物を見るのを楽しみにしていました!」とその日の内に、素敵な方の手に渡った「ヒカリノカケラ」。
「Instagramを見てどうしても気になって…。」とお問い合わせいただき、東京にお住まいの方の手に渡っていった「ハルノカゼ」。
「毎年誕生日に自分に大好きな傘を買うんです。」と、最後の一本「キギノシタ」を購入くださった方。

1本1本じっくり見て、ストーリーを聞いて悩んでくださる方が多く、テキスタイルデザイナーの島あゆみさんとこれまでの道のりを振り返りながら「やっぱりモノづくりは楽しい!」と、幸せな時間を過ごさせていただきました。

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皆さんの手に渡ったそれぞれの傘が、日常に寄り添い、長く使い続けていただけるモノとなりますように。
改めて、ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

これからも『共創型モノづくり この指とまれ』では、「こんなモノがあればいいな」をカタチにしていきたいと思います。

このプロジェクトについて、あなたの想いをお寄せください。

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