《ゼニヤのキホン》 2021.10月号より

キホンの価値観

# 最も身近な人、自分を大切に

# 比較しもされもしない、自分の基準

# 大切にしているから良い、物

# 直して使う、修理する

# 直して使う、自分に合わせる

# 物の由来を考える

# 売り買いは対等

# いくら稼いだかより何に使ったか

# 共有財産を増やす豊かさ

# そもそもを考え直す

# 学びの先にあるもの

 唐突で驚かれたかもしれませんが、先に列挙した#メッセージは、これから錢屋本舗本館が発信していきたい価値観のほんの一部です。

 コロナ禍で世界中が想いを共有し、価値観の転換を余儀なくされました。むしろ積極的に変えていかれた方々もいらっしゃるかと思います。私たちも立ち止まって考え日常の身近なもの、既にある価値を見直すことで感じられる豊かさに気付きました。この「月刊ZENIYA&LIFE」の発刊もそのきっかけとなりました。

共感を形にして暮らしの提案へ

 日常のちょっとした気づきが普通(普段の生活)をより良いものに変えるきっかけになるかもしれません。  

 情報過多の現代で身体が求めるものを美味しいと感じられる感覚を取り戻すにはどうしたらいいでしょうか?着るものも自分の体に合ったものが良いはずで(デザイナーの意図を汲みながらも)体に合ったリフォームをするにはどうすれば良いのでしょうか?

 買ったズボンの裾丈は直すのに、ジャケットの袖丈を直す人はあまりいません。顔の大きさや、目の間隔、耳までの長さは人によって違うのにメガネのサイズ直しなんてできないと思い込んでいませんか?

 マンションの間取りや収納の考え方はそろそろイノベーションが必要だとは思いませんか?何千万もするマンションの壁紙がビニールクロスで、その選択肢も少なすぎると感じたことはありませんか?

 マーケティングの成果でしょうか、売れそうなものが世に溢れていますが、要るものは手に入っても、それは欲しいものですか?いつのまにか、売られているものから選ぶことに慣れてしまっていませんか?ちょっとしたことですが、気付いてやってみれば「なるほどこれは良い」と思えることはたくさんありそうです。錢屋本舗本館がこれから発信する価値観に共感いただける方ならば、なるほどと思っていただける提案にご期待ください。