《ZENIYA’s ネイバーさん》タケモト カオリさん 2026.11月号より
共通の価値観で繋がる心の距離のご近所さん。見つめ直した価値観と共に、人と暮らしをご紹介します。
“過去最高の普通”を食卓へ
ジンジャーラボUNE TABLE
タケモト カオリさん
錢屋本舗本館と共通の価値観で繋がる心のご近所、“ZENIYA’sネイバーさん”。今回は、UNETABLEタケモトカオリさんをご紹介します。
錢屋本舗で定期的に開催している、UNETABLEさんとのお料理会&お食事会。料理だけでなく、家族のことや日々の暮らしのことへと自然に話が広がっていく時間です。その穏やかな空気に触れるたび、タケモトさんは“教える”のではなく、“分け合う”人なのだと感じます。
「教えるなんて、おこがましいんです。」
取材中、何気なく話されたその一言が、とても印象に残りました。有機栽培生姜を使った商品づくりや料理会を通して、日々の暮らしを提案するUNETABLE。「マイニチムリナクオイシクタノシク」という言葉は、創業当初から変わらないモットーです。タケモトさんはお料理会について「普段、私が家で作っているごはんを紹介するような気持ち」と話します。活動の始まりは、自宅で友人たちと囲んだ食卓。その頃から変わらず大切にしているのは、一緒に作り、一緒に食べることです。
旦那さんの「変わった料理を作らなくても良いんだよ」という一言をきっかけに“過去最高の普通”を意識するようになったそう。料理会で学んだことを持ち帰って、家族が喜んで食べてくれるだろうか。そんな視点を大切にしながら目指すのは、特別な日のごちそうではなく、毎日の食卓で家族が「おいしい」と笑顔になるごはんです。
苦手な食材があれば、別のものに置き換える。食べる人に合わせて、少し工夫を加える。料理をする前に、まず相手を思い浮かべる。その積み重ねが、タケモトさんの“過去最高の普通”を育んできました。
拠点となるスペースが増え、衣食住をテーマにしたイベントやマルシェを開催しながら、誰もが気軽に立ち寄れる場所を目指しているUNETABLE。これからもタケモトさんらしく、人が集い、日々の暮らしを分け合える場が、少しずつ育っていくのでしょう。(文・合田)


