《ZENIYA’s ネイバーさん》江崎 修さん 2026.9月号より
共通の価値観で繋がる心の距離のご近所さん。見つめ直した価値観と共に、人と暮らしをご紹介します。
おいしいには理由がある
錢屋塾 伝統菓子講座講師
辻調グループ校 元・製パン主任教授
江崎 修さん
錢屋本舗本館と共通の価値観で繋がる心のご近所、“ZENIYA’sネイバーさん”。今回ご紹介するのは、錢屋塾で伝統菓子講座を担当されている、江崎修先生です。
ドイツで研修を積み、長年にわたりドイツ菓子の魅力を伝えてこられた江崎先生。インタビューでは、お菓子づくりへの想いや、レッスンで大切にされていることについてお聞きしました。
江崎先生は、ドイツ菓子はコーヒーとともに楽しむ日常のお菓子だと話します。お菓子そのものが主役ではなく、お茶の時間を豊かにする存在。ゆったりとしたひとときに寄り添う素朴で奥深い味わいこそが、ドイツ菓子の魅力なのだそう。
レッスンで大切にされているのは、おいしく作ることと、自宅でも再現できること。「失敗してもいいんです。その理由がわかれば次につながりますから。」この言葉のとおり、うまくいかなかった原因まで理解することが、お菓子づくりを楽しみながら上達する近道だと先生は考えています。
また、レッスンではぜひ質問してほしいとも話してくださいました。「なぜこの順番で材料を入れるのか」「なぜここまで混ぜるのか」。何気ない工程にもおいしさにつながる理由があります。そうした背景に興味を持ってもらえたら嬉しいと語ります。
さらに印象的だったのが、「きれいなお菓子より、おいしそうなお菓子を作りたい」という言葉です。「おいしそう」は、たくさん作り、考え、試行錯誤を重ねる中で磨かれていく感覚なのだそう。「面倒くさいことの中に、おいしさがあるんですよ。」という言葉からは、手間を惜しまず、一つひとつの工程を大切にする、先生のお菓子づくりへの向き合い方が表れていました。
技術だけでなく、お菓子との向き合い方も学べる江崎先生のレッスン。先生と一緒にドイツ菓子の魅力を味わってみませんか。(取材・下田)

