《ZENIYA’s ネイバーさん》春木 真太郎さん 2025.6月号より
共通の価値観で繋がる心の距離のご近所さん。見つめ直した価値観と共に、人と暮らしをご紹介します。
フレンチを通して、人と人が出会う場を
料理とワイン 歩き 春木 真太郎さん
錢屋本舗本館と共通の価値観でつながる心のご近所、”ZENIYA’s ネイバーさん”。
今回は、玉造で『料理とワイン 歩き』を営む春木真太郎さんです。ご縁は、錢屋本舗で2026年に個展予定の陶芸家 見野さんのご紹介でした。春木さんにお会いした時から、物腰の柔らかな方だと思っていましたが、イベントの打合せでお店に伺ったときも、店内は和やかな雰囲気が常に漂っていました。自家製のパン、口の中でほぐれるお肉、甘みを感じる野菜のソテー。人柄がにじみ出てくるようなお料理は、どれも美味しさを越えて、食べているのが心地いいと感じる。こんなにもリラックスした気分で味わうことができるフレンチは初めてでした。
そんな春木さんの『歩き』で大切にしていること、こだわっていることをお聞きしました。「こだわりはこれ!といったものは特に無いのですが、旬の物をシンプルに美味しく調理できたらなと思っています。こんな食材があるんだ、こんな調理方法があるんだ、こんなワインがあるんだ、というように、食とワインに出会える場になれば嬉しいです」と春木さん。
「それから、人と人が出会う場にもなってほしいなとも思います。この店を作るとき、あえて飲食店の工務店さんではなく、住居メインでされている工務店さんにお願いしました。カウンターもハイチェアーではなくて、普通の椅子にしたかったので、ドアを開けたらいきなり段がある変な作りになってしまいましたが(笑)」。たしかに、扉を開けるとまるで家の玄関のような段差がありました。そうか、だからつい、「お邪魔しまーす!」と言いたくなるような店の雰囲気だったのか…。
屋号である『歩き』には、色々な意味が込められているそうで、その一つは春木さんの好きな山歩きが由来なのだとか。「共通の好きな物があると、初対面なのにめちゃくちゃ仲良しになるみたいな感覚が好きなんです」と語る春木さ
ん。そんな価値観を大切にされている方だからこそ、心に染み渡るようなお料理を作られるのですね。
錢屋ベース ソソラソウで5月30日(金)開催の『食事イベント 花とフレンチ』では、コース料理を春木さんが振舞ってくださいます。お店では提供されない、1日限りの特別なコースをご堪能下さい。(文・尾松)

