UEMACHI & LIFE 2023.8月号

上西 玲湖さん
株式会社まなびやPLUS
エグゼクティブマネージャー
保育園 まなびやKIDS石ヶ辻(施設長)

10年前と今とで、この町は何が良くなって何が悪くなったか。
そして10年後は?暮らす、働く、楽しむ、学ぶ、育てる、育つ、老いを迎える…。
この町を行き交うさまざまな人が、それぞれの思いで描く10年後の寄せ書きです。


子どもたちの『芽』と『目』を育む
〝ほんもの体験〞を。
上本町から子どもの未来を創る

皆さんは子どもの頃、心に残っている場面や体験はありませんか?
何かの音や香り、景色や物を見たら、その時にタイムスリップしたような感覚に陥る。
何かに夢中になって取り組んだ記憶や何かをやりきったときの達成感を思い出す瞬間。
『記憶に残るのは心動く体験と発見』、子どもたちにそんな経験をたくさんさせてあげたいと考えています。

まなびやPLUSでは、民間学童保育(まなびやCAMP)と保育園(まなびやKIDS)を運営しています。
0歳児小学生という幅広い年齢の子どもたちをお預かりしているからこそ、成長の先を見据えた、それぞれの成長過程に大切なことを保育やプログラムに組み込んでいます。

まなびやKIDS(保育園)では絵本、食育に力を入れて色や音、形、自然にふれる機会をたくさんつくり、02歳児にとって本当に大切なものは何かを常に意識しながら保育士やお友だちと過ごす時間の中で様々な力の「芽」が自然と育まれていくように促しています。
保護者は子育てに不安を感じることも多いので、アットホームな雰囲気を大切にしながら、小さな事でも相談でき、一緒に見守り寄り添っていく保育園でありたいと思っています。

まなびやCAMPでは「ほんもの体験・探究型」を中心とした様々なプログラムを行っています。
ファイナンシャルプランナーとのマネースクール、新聞記者との新聞づくりなど、ほぼ全てのプログラムを様々な業界のその道のプロから教えていただきます。
また、ごっこではなくほんもの体験を行う中で、「どうして?」という新たな発見と疑問が生まれる。
知りたくなった事をプロに尋ね、実際に調べに行く。まさに探究型の学びです。
ほんもの体験の中で、ほんものを見る「目」を育み、子どもたちが自然と更に深く学びたくなる仕掛けを作っています。

10年後、子ども達が大きくなっても何かに迷い、立ち止まってしまった時にまなびやでの経験が何か役立つと良いなと願っています。
保護者の方には「通わせていたら安心、まなびやの先生たちに任せていたら大丈夫」と言っていただけるような存在になりたい。
たくさんのまなびやの子どもたちや保護者が上本町の中心にいることで街全体を見守る目になり、地域と共に成長する会社になりたい。
あっという間に成長していく子どもたちに負けじと、会社もスタッフも1日1日を大切に日々成長していきたいと思います