UEMACHI & LIFE 2023.7月号
宇治 誉子さん
株式会社近鉄百貨店 営業政策本部
自主・FC事業部 係長
10年前と今とで、この町は何が良くなって何が悪くなったか。
そして10年後は?暮らす、働く、楽しむ、学ぶ、育てる、育つ、老いを迎える…。
この町を行き交うさまざまな人が、それぞれの思いで描く10年後の寄せ書きです。
新たな楽しみがあふれる
上本町になることを期待
私は近鉄大阪線沿線出身です。子供の頃から、「上本町行き」の電車に乗って行動していました。
大阪には詳しくない私でも「上本町」は馴染み親しみのある地名でした。
その上本町に縁があり、近鉄百貨店に入社してからずっと上本町店で勤務をしています。
会社の同僚と食事に出かけると落ち着いたお店やおいしいお店がたくさんあり、いつの間にか繁華街へ出かけるよりも上本町でゆっくりとした時間を過ごすことが多くなりました。
その店が変わることなく続いてほしいといつも思いながら通わせていただいています。
夜も安全な街というイメージが強く近くに難波、天王寺があるのに行きたいお店は上本町にあります。
百貨店の中で感じることは、店内のどこでお会いしてもお声かけしてくださるお客様がたくさんいらっしゃることです。
「近くやからまた来るね。」とおっしゃるお客様が本当に多く、つくづく上本町店は界隈の方で成り立っていると感じます。
10年前は上本町店にはまだ催会場もあり、大型専門店も入っていませんでした。
昔に比べマンションも、ファミリー層の方も増え、上本町店には住みやすく日常の便利さを求められ変化してきたと感じています。
私は今、4月26日にオープンした2 階のプラグスマーケットを担当させていただいています。
そこには「プラグスなにわコレクション」という地域の魅力を発信するスペースがあります。
その中で上本町にあるお店をもっと紹介していきたいと考えています。
「地元にこんなお店、こんなモノ、コトがある!」と百貨店で知っていただき、上本町界隈のお店めぐりをしていただければありがたいです。
最近は時代も変化し、百貨店に行った事がないという人も増えてきました。
お店に行くのはおっくうでも駅直結の百貨店で商品を知っていただき、今度はお店を知っていただく。
「ここに来れば何かあるかも」と思っていただける、いつでも立ち寄りたくなる場所を作っていきたいと考えています。
私もまだまだ知らないことがたくさんあり、一緒に勉強していければと思っていますので、上本町のこんなものを知ってほしい!など興味のある方はぜひ私にお声をかけてください。
プラグスなにわコレクションが、何かのきっかけとなり昔からお住まいの方、新しく来られた方とのつながる場所となり、上本町全体が新たな楽しみがあふれる街になることを期待しています。