UEMACHI & LIFE 2022.5月号

足立 英樹さん
株式会社 三菱UFJ銀行 上本町支店
支店長

10年前と今とで、この町は何が良くなって何が悪くなったか。
そして10年後は?暮らす、働く、楽しむ、学ぶ、育てる、育つ、老いを迎える…。
この町を行き交うさまざまな人が、それぞれの思いで描く10年後の寄せ書きです。


ポテンシャルの高い上本町
より良い循環を作って活性化

 三菱銀行に平成6年に入社しまして、今年で29年目になります。

銀行マンとしての喜びは、世の中にある様々な会社とお会いし、パートナーとして一緒にビジネスをさせていただけることです。自分の知らない会社が世の中にはまだまだたくさんあって、興味が尽きません。

 上本町支店には昨年10月に赴任して来ました。
私の中で上本町と言えば「上町台地」。

難波から上本町にかけてのぼり、鶴橋にかけて下るのは「上町台地」を横断しているためというのは、好きな「ブラタモリ」で知りました。

 町としては老舗の会社が多いイメージです。
又、近鉄本社ビルがあったり、新歌舞伎座があったり、由緒ある生國魂神社の隣にホテル街があったり、いろいろなものが混ざり合い独自の文化が形成されている印象です。

以前はハイハイタウンの1階に弊行がありましたので、上本町支店への赴任が決まった際には、「ハイハイタウンやね」と同僚からメールをもらいました。
上本町にとってハイハイタウンも大きな存在ですね。

 上本町支店のお客様は非常に長い歴史をお持ちの会社が多いのですが、変化やチャレンジに意欲的なことに驚かされます。

B to Bのお客様がB to Cに進出されたり、クラウドファンディングで新商品を試されたり、我々もお客様のスピードに負けないよう、お客様の発展に貢献できるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと考えています。

 又、MUFGとして、地域社会への貢献が大事なテーマとなっていますが、上本町支店としては、まだまだ課題があると思っています。これから積極的に取り組んでいきたいです。

 私自身が上本町に期待することは、古いものを次世代に継承していくことです。

例えば、歴史がある街には素敵な古い建物が多いので、それらを活かして新しい価値を生み出していくことが出来ないかと思います。
又、周辺が文教地区のため上本町には学校や塾が多く、駅周辺に若い人が多いと感じています。

マンションも次々と建設されており、そうした上本町に集う人たちのニーズにしっかりと応えていけば、上本町は更に発展していくのではないでしょうか。

 我々もこの町の発展に少しでも寄与できるよう、微力ながらお手伝いできましましたら幸いです。
(取材・山田)