UEMACHI & LIFE 2021.4月号

水野 雅弘さん
浜学園 管理部 次長 
大阪・奈良ブロック長 上本町本部主席

10年前と今とで、この町は何が良くなって何が悪くなったか。
そして10年後は?暮らす、働く、楽しむ、学ぶ、育てる、育つ、老いを迎える…。
この町を行き交うさまざまな人が、それぞれの思いで描く10年後の寄せ書きです。


「未来の上本町」も皆々様の心の故郷に

今回、錢屋本舗様からのご依頼で「未来の上本町」の執筆を始めた日は3月11日、つまり東日本大震災の発生から10年を迎えた日でした。
当然のことながら、地震発生時刻である午後2時46分から1分間の黙祷をいたしました。

その際、改めて、上町台地にある上本町は、津波の心配がなく安全で恵まれた場所であることに心より感謝いたしました。

浜学園上本町本部教室は、自身が大阪・奈良ブロック長として約7年、難関国私立中学受験指導に精進させていただいております。

その期間に上本町の何が良くなったかですが、元々、有名な幼稚園・小学校・中学校・高等学校があり、浜学園をはじめとする大手進学塾が揃っている最高の文教地区。

不動産業界の評価が高く、転勤族の方々からは「大阪に引っ越しするなら上本町」が合言葉のようになっておりました。
日々タワーマンションが建設され、それ故に人々もお洒落なお店も増え、商業施設に恵まれた大阪を代表する便利で住み心地が良い街になってきていると実感しております。

その上、近隣住民の方々の温かいご協力のおかげで、約7年前よりも浜学園の塾生を約300名以上も増やすことが出来ました。

敢えて悪くなったことを申し上げるならば、自家用車の駐停車が目立つようになったことです。
その都度、「駐停車自粛のご協力のお願い」を配布して頭を下げておりますが、近隣住民の方々には本当に申し訳ない気持ちで一杯でございます。

10年後の「未来の上本町」は、きっと今と変わらず上本町をお守りくださるお地蔵様と共に古き良き伝統を守りつつ、日々新しい日常が出来上がっていくことに間違いありません。

上本町は日本の歴史を代表する元禄文化発祥の地。
元禄文化は豪華絢爛ながらも人間味があり、それは令和になった今なお受け継がれております。

これは10年後の未来も決して変えてはならないことなので、浜学園上本町本部教室にて「教育」という分野で、塾生である子どもたちや保護者の方々に難関国私立中学受験の勉強を通して、親子の絆や仲間の大切さ等のモラルやマナーもご指導させていただき、10年後の未来も「上本町での教育」に我が生涯をささげてまいります。

それによって、塾生であった児童が成人へと成長して、10年後の「未来の上本町」を支えてくれることが、未来の上本町、未来永劫発展し続ける上本町に繋がるはずです。

故に10 年後の「未来の上本町」も日本の文化の中心であり、皆々様の心の故郷であることを、児童教育責任者としてお約束させていただきます。