《ゼニヤのホンキ》 2025.8月号より

音の記憶を重ねる夏、J-POPカルテットの響き

サックス2人、クラリネット2人という珍しい編成でJ-POPを届けるアンサンブル、『楓カルテット』が再びZENIYALIVEに登場。クラシック出身の4人が届けるのは、ちょっと懐かしくて、どこかあたたかい、記憶に寄り添う音楽たち。

4人の個性が響き合うアンサンブル

グループのはじまりは、サックス奏者・池川さんの「クラシックをしないコンサートがあってもいいんじゃないか?」という一言から。ふとしたきっかけで結成された4人の、自然体であたたかな雰囲気はこのグループならでは。グループ名の『楓』は、スピッツの名曲から取ったそうで、今回の公演でも大切に演奏される予定です。

楓カルテットのコンセプトは『J-POPしか演奏しない』『ここでしか聴けない音を届ける』こと。「より多くの人に、音楽を身近に感じてもらいたいと思っています」と、池川さん。クラシックで培った技術をベースにしながらも、リラックスして、自由に音楽を楽しんでほしいという想いがこもっています。

サックスの〝歌心〞とクラリネットの〝あたたかさ〞が溶け合う独特の音色を支えるのは、メンバーそれぞれの個性。楽譜すべてを手がける若林さん、演奏に真摯に向き合うムードメーカーの吉田さん、丁寧なアシストが光る槌田さん、そして全体の舵を取る池川さん。それぞれの強みが調和して『楓の音』が生まれます。

昼と夜で表情が変わるライブ

今回の公演は昼夜2部制。昼は『夏の海、空、恋』をテーマに、馴染み深い曲をテンポよく。夜は『夕暮れから夜』を思わせる落ち着いた選曲で、世代を問わず楽しめる構成に。それぞれ違った表情で演奏をお楽しみいただけます。

また、いつもの会場とは雰囲気をがらりと変えて、緑豊かな屋上空間ソソラソウでの開催です。さらに夜公演には、この日限定の軽食プレート付き。音楽とともに、食と空間を五感で楽しむ夏の夕べをお届けします。

夏の装いで、小さなお祭りに出かけるような気持ちで、音楽とともに過ごす特別なひとときを。都会の真ん中にある特別な避暑地で、お待ちしています。 (文・下田)