《錢屋カフヱー カフェタイム》 2026.1月号より

どうして瓦せんべいなの?

神戸で長く愛される瓦せんべい。錢屋オリジナルの瓦せんべいがあるのはご存じですか?

錢屋本舗の創業者である正木繋吉。
19歳の時に神戸元町での修業を経て、自宅で瓦せんべい、ボーロの製造を開始しました。
ところが、日露戦争の勃発によってその歩みは一度中断されることになります。

三年間の兵役を終えて23歳で復員しましたが、戦時好況の反動で金融が息詰まり、その対応に奔走するも破産。
無一文になりながらも、煎餅職人としての再起を図ることに。

今の錢屋本舗があるのも〝煎餅職人としての再出発がきっかけ〞。
そんな歴史を思うと錢屋のロゴが入った瓦せんべいが生まれたのは、こういう経緯があったからなのだと思います。

シンプルで素朴な味わいの瓦せんべい。自分への手土産にも。大切な人へのプレゼントにもぜひ。(文・岡田采)