《錢屋カフヱー カフェタイム》 2021.7月号より

錢屋カフヱーで過ごすひととき

皆さんは、錢屋カフヱーでどんな時間を過ごしていますか?

コーヒーとスイーツで、自分へのご褒美タイム。
気の置けない仲間達との楽しい時間。
大切な人との絆を深める時間。
家族団らんのあたたかな時間。
はたまた、お仕事や勉強の絶好の集中タイム…。
お客様の生活の一瞬を、当店を選び過ごして頂けること、いつも本当にありがたく感じています。

そんなカフェタイム、席に座り一息ついた後、少しだけ目線を上げたり下げたりしてみてください。
当店の天井や床、壁面に注目してみたことはありますか?

カフェキッチン側天井やバーカウンター下壁面のタイルは、「サブウェイタイル」と呼ばれ、1900年代初頭よりニューヨークやパリの地下鉄の内装に使われました。
そのデザイン性の高さから、地下鉄以外でも様々な空間で使用されるようになったそうです。
飽きの来ないスタイリッシュなデザインは、時代を経ても愛される要因になっているのでしょう。

カフェの床のかわいらしいヘキサゴン(六角形)タイル。
こちらも均衡のとれたデザインと配置が特徴ですが、実は当店である座席に近い一部分に気まぐれタイルが存在しているのです。
それに気付けたあなたはかなりの錢屋通。
見つけた方は、ぜひスタッフへお声掛けください。
何かいいことが起きるかもしれません♪



『モクテル』ノンアルコールカクテル

飲食店の営業時間短縮、酒類提供の停止。
アルコールを飲まなくなったという人も増えたのではないでしょうか。
アルコールがないことに慣れて、今までよく飲んできた人も飲まなくてもいいや、と感じるようになったという話もよく聞きます。
お酒を飲まない方にはバーは無縁の場所と思われるかもしれませんが、ノンアルコールでもバーは楽しめる場所なのです。
今月はモクテルのお話です。

モクテルはmock(見せかけの)という言葉とcocktailを組み合わせたノンアルコールカクテルを指す造語です。
年ほど前にバーの最先端と言われるロンドンで話題となり人気になっています。
お酒は使わないでカクテルのような見た目と複雑な味わいを作り出し、今世界中に広がりを見せています。

モクテルはお酒であるスピリッツやリキュールの代わりに、フルーツやハーブ、スパイスなどの素材を使い、組み合わせて作ります。
いろんな食材の味が混ざり合い、新しい美味しさを生み出しているのがモクテルの魅力の一つです。
また、まるでカクテルを飲んでいるような雰囲気を味わえて、その姿はカクテルを飲んでいるかのように周りからは見えます。
ですので飲めない人でもその場の雰囲気に溶け込むことができます。

錢屋カフヱーのバータイムでは、そのときのフルーツを使ってのモクテルをよくお作りします。
今の時期ですとパイナップルやメロンをお出ししているかと思います。
お酒が飲めなくても、バーでモクテルを味わうという楽しみを見つけてみてはいかがでしょうか?