《ゼニヤのホンキ》 2024.11月号より

講師は、ダーニングをはじめ、靴下を編んだり、小さな布ものを縫ったりしているmanuさん。manuさんがダーニングされたモノを見ると、まるで最初からそのデザインだったかのような可愛らしさと美しさを感じます。

愛用するあまり、ほころびができたり、穴があいたりした、お気に入りの靴下やニット。「まだ着られそうなのに…」と思いながら、泣く泣く手放した経験はありませんか?大切に着てきたから、大切に着続けたいからこそ、ダーニングでお直しを。元通りに戻すと言うより、あえて色を組み合わせてステッチに凝ってみれば、お気に入りがより特別なモノに生まれ変わります。補修跡が増えていくたびに、自分らしく育っていくようで、どんどん愛着が湧いていきますよ。

もちろん穴があいていないハンカチや手袋、シミ汚れを隠したいトートバッグやシャツ、エプロンなどのワンポイントにも。縦糸と横糸で色を変えたり、途中から色を変えたりしても素敵です。manuさんが丁寧に教えてくださるので、初心者の方も安心してご参加いただけます。

同じ作業をしていても同じにはならず、その人その人の繕いに味が出るダーニングワークショップ。穴の大きさは500円玉サイズくらいで「これはどうかな?」と思うモノがあれば、いくつか持ってきていただいても大丈夫です。道具付き、スイーツ付きなど、プランも4種ご用意しました。繕う時間を一緒に楽しみましょう。(文・合田)