目の前のことを一生懸命にやる

何をしたら良いのかがわからないという人がいます。若い人が将来について考える時に、あるいは仕事や生活にマンネリを感じ、もしくは定年退職を控えて、つい悩むことがあるようです。私は、いつも色々とやっていて、そういった人からは能天気で楽しそうに見えるのでしょう。たまに聞かれることがあります。そんな時は「目の前のことを一生懸命にやる」ことを勧めます。やっているうちに、必ず次が見えてくると思っています。目の前にある(大切な)こと(課題)に気がつき、そのように意識して取り組めるかどうかが問題なのでしょう。遠くにあるものに価値があるように感じ、身近なものの大切さを見落とすことがあります。当たり前なのにできていないことが自分の課題なのだと気付けないことも日常茶飯事です。素直に、注意深く目の前にあるモノや起きるコト、その現実をただの偶然ではないと考えながら見つめ、向き合うように心掛けています。難しく考えさえしなければやることはいくらでもあります。(文・正木)