ありそうでないモノ

 ありそうでないモノがある人は幸せです。それが「ない」のは自分の基準、好みがあるせいでしょう。頭の中にはそれが「ある」ということになりますが、実際には「ない」のですから、探したり、人に話したり、作ったりできる楽しみがあるわけです。
 世の中にはモノが溢れているのになぜそれがないのか?それは前号の「使うから始まる、作る」でも書きましたが、売れそうなモノばかりを作り、広告に刺激されて買うことに慣れているからだと思います。安くて便利で見た目も良い…が、どこにでもあるモノに囲まれる生活は不自由もなく満たされていそうですが、最小限の要るモノと好きなモノを大切にした方が豊かと言えるのではないでしょうか。欲しいモノは頭の中ならば溢れていても散らからず、ゴミも増えません。ありそうでないモノを考え出すことで未来を豊かにできるかも知れません。(文・正木)