『得している人』が気になってしまうとき
ポイ活と呼ばれるポイント還元を意識した購買行動や新NISA制度等をめぐって、「やらなければ損」と感じさせる情報があふれています。本当に必要かどうかを考える前に、「皆がやっているから」「損したくないから」と、焦って行動してしまうこともあるでしょう。この背景には、先行きの見えにくい経済状況や、SNSによって他人の選択が見えすぎる社会構造があるように思います。他人が得をしているように見えると、自分もやらなければ損するのではないか、とつい感じてしまうのです。ちなみに私はポイ活や新NISAも利用しています。その上で濁流のように押し寄せるキャンペーン情報に流され、「損する気がする症候群」に溺れそうでアップアップします。だからこそ大切なのは、「自分にとって必要かどうか」を基準に判断することなのでしょう。自分の価値観や暮らし方を見つめ直し、情報を取捨選択し、周囲と比較せず、自分にとって納得のいく選択を積み重ねていくこと。それが、結果的に損をしない生き方につながるのかもしれません。(文・正木)

