《錢屋カフヱー カフェタイム》 2022.9月号より
幅広く活躍するインク
本誌の3月号『ゼニヤのホンキ』にてご紹介しました錢屋本舗カンカン本館オリジナルインク『藏藏』。
実際にどんな色で出来上がってきたのか、まだご存じない方もいらっしゃると思いますのでご紹介します。
オリジナルインクを作る上で、すぐにイメージしたのが『錢屋ブルー』。
錢屋ブルーと呼んでいるもののカラーチャートは決まっておらず、錢屋カフヱーの至る所に使っているブルー・ネイビーを指しては〝錢屋ブルー〞と愛着の湧く呼び方を勝手にしております。
ただ、そうは言ってもコンセプトカラーは〝ブルー〞なので、オリジナルインクを作る上では無視できない色。
カフェの店内を見ながらどんな色にするかを決めていきました。
そもそも〝インク〞と聞くと、万年筆用と捉えている方も多いかもしれませんが、お気に入りのカラーインクでペンが作れる空容器〝からっぽペン〞にも現在、藏藏を入れて使っていますし、錢屋本舗本館のご近所の〝スタンプ〞で有名な『サンビー株式会社』さんでお取り扱いの万年筆インクのための真っ白なスタンプ台『INKBIYORI』があることも知り、このカラーのスタンプ台を作りました。
自由に濃淡を使い分けることも面白く、何通りにも活躍するって嬉しいですね。
錢屋マルシェ(錢屋カフヱー店内)にて販売中です。
皆さんの『インク』の使い方もぜひ教えて下さい。(文・中島)