相応しい道具を使いこなす
プロフェッショナルの条件には様々なものが考えられますが、その一つは「ふさわしい道具を使いこなせる」ことだと思います。作るものに応じて実に様々な道具がありますが、それらを適切に選び、正しく使いこなすことは素人には難しいものです。さらに、私が本当に凄いと思ったプロフェッショナル(職人)は道具そのものから作っていました。ある木工の職人は削りたい曲線に応じたカンナを特注し、ある菓子メーカーの社長は菓子職人ですが、機械メーカーの製品では独自性が出せないとして、製造機械そのものを設計していました。確かに、生地とクリームの味こそ違うものの、同じ形状のお菓子は、巷に多くみられます。職人でなくとも、この「道具」を「言葉」に置き換えて応用することができます。外国語のみならず、プログラミング言語の習得や、敬語を使いこなすこと等々、ふさわしい言葉を適切に使いこなし、時には新しい言葉を生み出すことで、異なる領域に踏み込めたり、次のステージに進めたり、新しい人や物との関係をつくりだせるかも知れません。

