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続けられる何かを続ける

ずっと続けている事はありますか?10年20年と続けるのは大変なようですが、続けられるのには理由があるはずで、その理由を考えてみると自分にとって大切なもの、本質的な何かがわかるかも知れません。
7歳の時に兄を亡くし、その日から般若心経をあげるようになりました。誰に教えられたかも覚えていませんが子供なりに兄が喜ぶと思ったのでしょう。以来、祈り方やその内容の変遷はあるのですが、日々の生活の中に祈りの時間があります。また、趣味の登山も若い頃は雨が降ったり濃霧に包まれたりすると「チェッ」と思っていましたが、最近は足元に注意することで集中力が高まり、瞑想に近いような気持ちで歩くようになりました。1時間くらいは雑念が湧いてきますが、2時間くらい経つと視界と同様に真っ白な気持ちになって、いつの間にかその山で亡くなった方々の慰霊や、同じ山域を登山する人たちの安全を祈ったりしています。ずっと続けていることが、つながってひとつになっていくのは興味深いところです。(文・正木)